
【1011 イチゼロイチイチ -カミングアウトと家族-】
2016年10月11日
イベントレポート
昨日の【1011 イチゼロイチイチ -カミングアウトと家族-】へご来場くださった皆さま、本当にありがとうございました!約100名の方にお越しいただいて、色々な場面で様々なコミュニケーションが発生している様子を嬉しく思っていました。
今回、法人としてもカミングアウトデーイベントとしても2年目(2回目)の企画でしたが、昨年よりもキャパの大きな会場を借りてチケット代も変更し、展示物は全て自前の企画、トークセッションは2回から3回へ増やし、カウンターでのマイノリティー(ハーブティー)を中心としたドリンク販売や受付での新規グッズ販売を導入するなど、ちょっとずつの挑戦を重ねました。そして昨年のイベントでは登壇者であったり来場者であった数名が、今回はスタッフとして動いていた事実を含めて、少しは進んでいるような手応えを感じています。さらに昨年は、バブルバーを担当していたスタッフはイベント会場にずっといることができなかったので、今回当日来られなかったスタッフ以外の全員が同じ会場でイベント運営に関わったということも、代表としては嬉しくもあり有意義なことでもありました。
アンケートを書いてくださった方、アンケートに書けなかったと言ってメッセージをくださった方もありがとうございました。今回のイベントの感想だから尚更、言葉にして伝えてくださったことをとても嬉しく感じています。「ゲイかどうかっていうよりは、幸せにすごすことができていると伝えたい」や「カミングアウトはセクシュアリティのことだけではなく、すべての人がどこかで直面することで、自分の中にも思いあたることがあると気づいた」という感想に触れたときは、僕らが大事にしたいと思っている価値観が少しでも伝わったような気がして、有り難いことだなと思いました。お礼を述べ始めたらキリのないくらい、感謝の気持ちでいっぱいです。
個人としては、両親とともに登壇したトークセッション第三部が、やっぱり大きな出来事でした。トークセッション中に話した『2回目のカミングアウト』以降、改めて両親に対する自身の感情と向き合わされることになり、前日は本当にしんどい想いを抱えていたのですが、トークセッションのおかげで初めて両親から聞いた話や感情込みで、貴重な機会だったと感じています。また、『網谷が両親と登壇する』ということで、大切に思っている友だちが、子どもや奥さんを連れてきたりしながらでも集まってくれたのは、泣くのを堪えたほど幸せなことでした。
多くの方にお越しいただいたので、その分だけ様々な感想があったと思いますし、十人十色の感情が湧いたのだと思います。皆さんが感じたことは皆さんのものなのでしっかり大事にしていただいて、その結果として、家族や大切な人と向き合うことや、場合によっては伝えることに繋がるのだとしたら、僕らにとってはとても嬉しいことです。
僕らも僕らの感じたことを大切にしながら、振り返りももちろんしっかりと行って、来年度以降の活動へと繋げていきます。
ありがとうございました!
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