
こんにちは。こいけです。
人間関係を深めたいと思う人と一緒にいると、もっと笑ってほしい・もっと幸せになってほしいと思うのは自然なことです。励ましたい、力になりたいと思って、助言をしたくなるんですよね。一般的にそれは『優しさ』という言葉で括られます。でも、本当にそれは優しさ?ということ、ありませんか?
「私のためを思って言ってくれているのは嬉しいけれど、それはあなたの人生だから可能なわけで…」「良かれと思ってこっそり教えてくれたのかもしれないけれど、それは知らないままでいたかったな」こんなことを経験した方、いると思います。
どうしてそんな温度差が生じてしまうのでしょうか。
当たり前のことですが、人生は個人個人ちがいます。違うからこそ、凝り固まった考えを壊すためには他人の意見が必要ですし、視野が広がることもありますよね。
でも、それは本当に優しさから来ている意見かな?と思いたくなるアドバイスってあります。
それは結果的に相手をコントロールしたいだけじゃないのかな?
相手の苦しみを勝手に引き受けて、頼まれてないのにその不安を解消したいだけじゃないのかな。ひょっとして、相手は話を聞いてほしかっただけじゃないのかな。ポイントがずれているのは、相手よりもあなた自身がそこを気にしているからじゃないのかな。
…考えたらきりがないのが人の気持ち。目に見えないし、感情には正解がないものです。
じゃあどうすればいいのか?全員心理学を学んでカウンセラーになればいいの?そんなこと無理ですよね。
相手の不確かなものを求めるには、グレーな優しさをお互いに落とし込むには、やっぱりコミュニケーションが必要なのではないかなって思います。『優しさ』を相手に届ける間の人間関係。相手を知ろうとすること、本当はどう思っているのか、心の中を共有しようと思えること、対話をすることだと、私は思います。
あなたの力になりたい。そんな素敵な感情をせっかく持ったのだから、きちんと相手に伝わるといいですね。
建前や余計な欲が無くなると、人間関係もスムーズにいく気がします。でも、建前にも余計な欲にも種類がある気がします。大切なものを見失わず、目の前の人と関われるといいですね。
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