バブリングのロゴマーク

2016年5月15日

コラム

ヒロフミ

3回めの登場、ひろふみです。
今日はバブリングのロゴマークとそれにまつわる話をしてみたいと思います。

いくつかの組み合わせパターンがありますが、バブリングのロゴマークは2つの要素で成り立っています。「バブリング」というカタカナのロゴタイプと、赤と青の輪ゴムのような(!)マークがそれです。

登場してから1年とすこしですが、感情や情熱を表す赤と、事実や冷静さを表す青のコーポレートカラーとともに(少なくともメンバーの中では…)だいぶ定着してきたかな、と思います。

今日の主題はその“輪ゴム”の部分です。
バブリングにはNPOとしてのビジョンやミッションそしてそのベースとなる色々な思いがあります。それらは2014年10月11日の設立と相前後してメンバーの中でも様々な議論をしてたどり着いたものです。

カミングアウトというキーワードはその初期から挙がっていたものの、そもそもカミングアウトとはいったい何なのか、何のためにするのか、そして無条件にカミングアウトをすること、後押しすることがいいのかどうなのか。
現在もそうですがバブリングにはカミングアウトということにおいて様々な状況のメンバーがいて、それこそ侃侃諤諤のやりとりがありました。

結果としてミッションは「大切な人へのカミングアウトを応援する」となりました。
とあるマイノリティの誰かが自分自身と十分向き合った後、他でもない「大切な誰か」にカミングアウトしたいと思えた時には、応援できる存在でありたいというものです。

ロゴマークの「輪ゴム」はこの時の私たち一人一人を表しています。
いくつかの大きさや形の違うリング=個人が少しずつずれて重なり、社会を形作る。
その中心の重なった部分を指して、みんなは最大公約数的な「ふつう=マジョリティ」を見ているけれど、一人ずつはみんな少しずつはみ出していて、実はみんな何かのマイノリティなんじゃないか、というのがこの輪ゴムマークの意味するところなんです。
みんなが自分の中のマイノリティに気付いた時、他者のマイノリティな部分も受け入れることができる、そんな強く寛容な社会になることをビジョンに掲げてバブリングは活動しています。

少し話は変わりますが、この度バブリングではトークセッションイベント
世界はマイノリティでできている」を開催していくことになりました。

毎回様々なマイノリティの方に出逢える体験型のトークセッションイベントです。
ご案内できるのはもうしばらく後になりますが、ぜひ楽しみにお待ちください^^

–WriterProfile—————————————-
NPO法人バブリング ヒロフミ
男性
セクシュアリティ:ゲイ

ゲイであり、ハーフであるダブルマイノリティ。
穏やかさと怒りを内に秘めた熱い心を持った素敵男子です。
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