ゲイ – 自分を知っておいてもらうことの大切さ

ゲイ – 自分を知っておいてもらうことの大切さ

2016年5月29日

カミングアウトストーリー

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今回のカミングアウトストーリーは、インタビューアーの友人である学ちゃんです。

学ちゃんがゲイであることを自覚したのはいつ?

もともと幼稚園から「ままごと」でお母さん役を率先してやって女の子たちを困らせていたみたいなんだけどw
自覚したのは小学5年生のとき。男子たちが集まって好きな人の話になって。そのときに「え?私この中(男の中)にいるんだけど!」って心の中で思ったの。
その同時期くらいからクラスの男の子に「学ってオカマぽい」って言われてたんだけど、普通だった否定するじゃない?でも私そこで「オカマなのかも」「そうなのかも!」って素直に思ったの。

え!小5でセクシュアリティを受け入れてたってこと?

ううん、そのときはゲイという言葉も知らなかったしそういうことじゃないの。ただオカマっぽいことがいけないことっていう感覚はなかったかな。だから「そうかもしれない」って言ったら男の子たちも「だよな」って(笑)

小学校のころから否定しなかったんだ。すごいなー。でもいじめられたりしなかったの?

いじめられたことはなかったよー。私、昔から世話好きで学級委員やってたの。小・中学校と。目立ちたいというより世話好きでみんな平等に接していたわ。
正義感たっぷりの委員じゃなくて、「来週頭髪検査あるらしいから茶髪は今だけ直しなさい!」とか「先生もうすぐくるからたばこ隠しなさい」とか。生徒の味方だったの。だからいじめられたりしなかったのかなって。笑

学ちゃんの世話好きキャラで小さいときから 「人として」好かれてたんだね。そんな学ちゃんの初めてのカミングアウトはいつ?

はじめては中1なの!しかもクラス全員の前でww

えーー!どういうこと??笑

中学って複数の小学校から集まってくるじゃない?それで入学してからすぐに他の小学校の子たちからしたら「変わっている子いるな」って思われてたみたいで。
そんなときクラスの代表委員を決めるとき、私が小学校のときから学級委員やっていたから先生から推薦されて。でも私やるからにはちゃんと全うしたかったの。ちゃんとした信任がほしくてクラスの前に出て「みんなに伝えたいことがある」って言ったの。

うんうん、手に汗握る。。そして…!?

みんなの前で「自分は男の子のことが好きでみんなに迷惑をかけることではないけど、知っていてほしくて」って。続けて「僕は誰とでも仲良くできるから心配しないでほしいです。知らないで後でなんとなくいやな気持ちにさせたら嫌だから。」って言ったの。

すごい…!クラスの子たちの反応は?

ぽかん。よww
でも、先生がまとめてくれたの。まなぶ君が正直に話してくれたことに関してどうおもうかは自分次第だけど、正直に話してくれたまなぶ君の気持ち考えてみよう!って。それで反対意見は出ず、代表委員になりました。笑

学ちゃんすごい!そして先生ナイスアシストだね。クラスにカミングアウトしたら学校中に広まんなかったの?

他のクラスから見に来る子もいたよー。でも一番悪い子たちと仲良かったのでいじめられなかった。笑自分のことをその子たちがかばってくれた。世話好きが高じてその悪い子たちのお母様とも仲良かったのーーー!

お母さんを味方につけるのはさすが!!笑 話戻るけどカミングアウトしたときはどんな気持ちだったの?

総スカンくらってもいいと思っていたわ。私が「来る者拒まず去る者追わず」の精神だから。「私の不思議(ゲイということ)」を強要することもなく、わかってほしいとかではなく、そのことを知ってもらわないとクラス委員の仕事を全うできないと思ったから。。

中1で自分の軸がしっかりあってそう思えるのは才能だね。

それから聞いてよー。実は親にも中1でカミング アウトしてるの、私。

中1で!?笑 どういう流れで?

実は担任の先生とうちの母親が同級生だったの!笑だから、先生も含めクラスでカミングアウトしたからには母親にも伝わっちゃう!って思って。だから自分の口から両親に「クラス委員」のこと「男の子のことが好きかもしれない」ことを言ったの。そのとき妹は「なんとなくわかっていた」って言ってくれて(当時小学生!)
母ははじめはショックだったけど、そうかもしれないと思う節もあったよう。父がいちばんショックを受けていたかな。そのときは「一時の感情だよ。(男の子が好きだと)決めつけるな」って。カミングアウトした当時両親は35歳だから今の私の歳だわ、やだーーーー。

中1 で家族にもクラスにもカミングアウトしてるってなかなかないね。高校も同じように自分を出していったの?

高校もね、結果的にカミングアウトしてたかな(笑)高校のときは野球部のマネジャーしてたの。

マネージャ!?自分から志願したの?

それが違うのよー
私、小学校のときリトルリーグ入っていてそのチームが日本一になるようなチームだったの。だから私なんかがレギュラーになれるわけもなく、そのときコーチがスコアブックの書き方を教えてくれてつけていたの。で、高校にリトルリーグの先輩がいて、当時、私の高校の野球部はマネージャがいなくて探してたみたいで。それで先輩が私を推薦してくれたみたい。「スコアボードかけるやついます!」ってそれで半強制的に。でもやるからにはしっかりやろうと思って、それが伝わったのか野球部の子たちも1人の人間として見てくれてたかな。

平等に世話をする奉仕の精神は高校でも伝わったんだね。

ちなみにね、私の高校が毎日17時で全部の部活が終わるの。目黒方面に帰るのが私とあるサッカー部の子の2人だけでよく話して仲良かったのね。そのサッカー部の男の子と付き合ったのよー。3年間!

!!!ゲイ的には誰もが憧れる夢のような高校生活…!

当時は禁断の恋。高3のときに付き合っていることがまわりにばれてね。彼氏の母親にみつかって彼の母は三日泣いたみたいだけど、最終的にはお母さんとも仲良くなったの。あらためて環境とキャラに恵まれていたなと思います。

学ちゃんの一貫した人間力だね。

これまでのカミングアウトは対個人ではなく、「特定多数」。自分と知り合った人は自分のことを知ってほしいって思うの。私のことを知ってもらわないと一緒に仕事しても不都合があると思うし、知っていてもらったほうが自分のポリシーなども納得してくれるのかなって。

中1から「カミングアウト」してきた学ちゃんから最後に伝えたいことありますか?

最終的には「自分がどうしたいか?」だけど、なかなか言えない人もいるものね。自分の経験でしか言えないけど、自分のことを知ってもらって相手に接していると、自分の経験上いい関係になることばかりだったから自分のことを伝えてほしいなって思います。メールや手紙より自分の生声で伝えてほしい。私はカミングアウトを受け取るのは相手次第で、「来る者拒まず去る者追わず」精神で、カミングアウトしたから「確定した関係」であって。カミングアウトしていないと「不確定な関係」なママ。そんな状態だと相手との関係を楽しめない。どうせ私ばれちゃうし!笑 人生を楽しみたいじゃない!

学ちゃん今日は貴重なお話しをありがとうございました!

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