不安な僕③

不安な僕③

2021年2月28日

メンバーコラム

こんにちは、のりかつです。

少し時間があいてしまいましたが、今回は前回の中学生時代の話に続き、高校生だった頃の僕の不安障害について書きたいと思います。
なんとか志望校に合格した僕でしたが、高校時代もまた“精神的”に波瀾万丈なものになりました。

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高校に入学した僕の精神状態がどうだったかというと、以前に比べれば安定していました。それはなぜかというと、不安が襲ってきても前回書いた“おまじない”(心の中で「大丈夫、大丈夫、大丈夫」と3回唱える)を行えば、その不安は本当にならない、という自分ルールがほぼ確立していたからです。不安がくる度におまじないを唱える大変さはあるものの、常に余命宣告をされていた中学時代よりはずいぶんましで、中3の時に楽しめなかった分を取り返すように僕は友達と遊んでいました。時々おまじないでも対抗しきれない大きな不安が襲ってくることもあり、飲み込まれてブルーになってしまうことももちろんありました。けれど高1の時を振り返ると、いつもそばにあった死の恐怖からの解放感と、高校入学で新しい環境という高揚感で、僕の中では「楽しい!」という気持ちの方が勝っていたように思います。

けれど、そんな日々も長くは続きませんでした。

高1の2月、小学校も中学校も同じ、小学校の時は部活も同じだった仲の良かった女の子が突然亡くなりました。原因はくも膜下出血でした。もう15-16年前ですが、別の友達から電話でその知らせを受けた時のことは、とても鮮明に覚えています。あんなに元気だった子が、こんなに突然死んでしまうのか。人は、こんなに簡単に死んでしまうのか。僕の中で、死への恐怖が再び大きくなっていきました。

高2になりました。17歳、青春の真っ只中ですね。実は昔から僕は、17歳という年齢に漠然とした憧れを抱いていました。17歳=青春=キラキラ、みたいな。けれど、実際の僕の17歳は暗黒でした。こんなはずじゃなかったのに!!という感じ。そう、また中3の頃のように不安の渦の中に飲み込まれてしまったのです。対抗手段だったおまじないもいつからか全く効かなくなり、また何をしようとしても《それをしたら死ぬ》というお告げが脳内で下り、何もできない日々を過ごすようになっていました。いろいろなことがあったと思うのですが、実は僕、高2の頃のことをよく覚えていないんです。うまく眠ることもできず、朦朧とした中で日々を生きていたからだと思います。とにかくひとつ言えるのは、どん底の暗黒時代だったということです。

高3になってもあまり症状は改善されず、自分の精神状態もあり、クラスにもなじめずにいました。さすがにこのままだとこの先の人生まずい!と思い、夏休み期間、毎夜自分の心と一生懸命に向き合っていたことを覚えています。どうして自分はこんなに不安になってしまうのか、この不安はどこからくるのか・・。考えてみたら、これが僕が初めて自分の心としっかり向き合ったタイミングだったかもしれません。

高3の夏、周りのみんなは既に受験モード一色です。日々を生きるだけでも精一杯の僕に、受験勉強なんて絶対に無理。そう思い、大学受験は諦めていました。けれど当時の僕は、割と保守的な親の影響もあって、大学へいかなければ良い職業には就けず、良い人生を歩めないのでは・・と本気で思っていました(今ではもちろんそんなことはないと思っています)。本当は大学へいきたいけれど、今の自分では無理。でも少し時間が経てば自分の状況も変わって勉強もできるようになるかもしれない。そんな僕が考え出した結論は、大学編入制度が充実した専門学校に入学することでした。もともと教科の中では英語が好きだったので、語学系の専門学校へいき、在学中の2年間で自分の状態が良くなれば編入学で大学へいけるかもしれない。そこに一縷の希望を見出し、僕は専門学校へ進学することに決めました。
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専門学校時代の話は、また次回。

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