
こんにちは。網谷です。
コラムは2年半ぶりとなってしまいました。
表題の通り、NPO法人バブリングは解散します。
2025/12/15付となる予定です。
団体設立は2014/10/11、法人設立は2015/3/9でしたので、11年ほどの活動となりました。この間、11回開催したイベント『イチゼロイチイチ』へ参加くださった皆さま、バブリングバーへお越しいただいた皆さま、Podcast火曜のバブを聴いてくださった皆さま、カミングアウトストーリーにご協力くださった皆さま、ワークショップや講演などをご依頼くださった皆さま、寄付や声掛けなどで応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました。活動を続けてこられたのは、皆さまのおかげです。
『ありのままの自分を表現でき、あるがままの他者を受け入れることのできる強く寛容な社会』に、設立当時と比べてなったかと言えば、なったとも言えるし、まだまだ変わっていないとも感じます。若者の流行は細分化し、自分自身や自分らしさを大切にしようという大人からのメッセージは増え、社会を構成する個々人の多様さを受け入れるための様々な言葉も普及しています。僕らよりも若い大人たちが、子ども若者に対して強くて優しい発信をしていることも多く目にするようになりました。一方で、若者の自殺者数は高止まりが続いていますし、バックラッシュを感じることもあります。とはいえ、そのような揺らぎのなかで、僕らよりも上の世代が闘ってきて変化した社会を僕らが生きて、僕ら世代が闘って変わってきた社会で、また若い人たちが闘い始めてくれているんだなと、勝手ながら思うようになりました。
少なくとも僕は今後、表に立って発信することは控えながら、今まさに闘っている僕らより若い大人や、これから闘おうとしている若者を支える側にまわりたい。何をどのようにするかはまだ決めていませんが、50歳が近づいてきて明らかにパワーダウンしている自分ができること、すべきことは何かを模索しながら、次世代にバトンを渡しつつ支えていきたいと思っています。
バブリングバーとPodcast火曜のバブからひとまず私は抜けますが、バブリングメンバーが続けていきます。名称など変わることはあるかもしれませんが、引き続きお楽しみいただけますと幸いです。
この社会で生きづらさを感じている人、生きごこちが良くないと感じている人はまだまだたくさんいます。誰かに優しくできたり、社会のためになる一歩を踏み出すことのできる人たちが増えれば自然と良くなっていくはずですが、そのためにはひとりひとりの勇気が必要です。少しの強さが必要です。怖さや不安を乗り越えなくても、怖さや不安を抱えながら動くことはできます。バブリングに関わってくださった方々のなかには既に社会に対してアプローチされている方も多いですが、NPOのような形がなくとも社会活動はできるので、これを読んでくれている皆さんと引き続き、他人ごとをじぶんごとに、それぞれのやり方で社会と関わっていけたらと思います。
あらためて、これまでバブリングに関わってくださった皆さま、本当にありがとうございました。
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