ゲイ – これが僕の生きる道
2015年9月27日
カミングアウトストーリー
ゲイ、17歳です。
中学生時代、気になる男友達に告白をするのと同時に、カミングアウトをしました。彼と仲良くなった最初の時点では、彼を友人として好きなのか、恋愛対象として好きなのかどうかはまだよく分かっていなかったのですが、時間が経つごとに少しずつ恋愛対象として意識するようになり、手紙で自分の思いと、自分はゲイであるという事を伝えました。
特に気持ち悪いなどといった反応もなく、きちんと話を聞いてくれていました。残念ながら、その当時、彼は僕の気持ちを受け止めることはできませんでしたが、自分の気持ちを伝えられたという事だけでも、ゲイだという事含めて、ちゃんと伝えられて良かったと思っています。
別々の高校への進学した事もあり、今ではあまり連絡をとれていません。
どういう経緯なのかは分かりませんが、僕が男友達に告白をした事が、いつの間にか親に知られていたんです。母親には、「告白した男友達のことが、好きなの?」と聞かれ、「うん」と答えました。その時、母親には同性愛に関して特に偏見のようなものはなく、素直に受け止めてもらえていたんだなというような安心感を感じたのを覚えています。
父親には・・・・父親も高校の頃好きな男の子がいたが、告白まではできなかったと・・・。
その話を聞いて、びっくりしつつも、父親も当時、今の自分と似たような感情で悩んでいたのかなと思いました。その後父から、母親との出会いや結婚の話を聞いて、いずれは女の人を好きになるかもしれないとの話をされました。自分はゲイですが、男の子の子供が欲しいと思っています。でも、女性に対する恋愛感情は今のところ全くないので、自分の将来と、セクシュアリティに関して考え、とても複雑な気持ちでした。
当時は色々な話をしましたが、最近はセクシュアリティの話を両親とすることは特にありません。
高校一年生の時、男友達にカミングアウトをしました。特に何か強い理由があったわけではないのですが、大切な友達だったので、自分の事を知ってもらうために、伝えようと思いました。
「中学校の時に好きな友達がいて、その友達に告白したけれど振られてしまった。とても傷ついたけど、なんとか乗り越えてきたんだ」と。
実際に話をしていた時は、少し引き気味だったように感じていました。でも、しっかりうなずいて話を聞いてくれていたし、今思えば、そんなに引いていたわけではなかったのかもしれません。
関係は良好で、今も楽しく一緒に過ごせているし、とても親しい間柄です。伝えたことで、より友人関係が深まった気がします。
想像していなかったマイナスの事として、最近、別の友達からだと思うのですが、学校の先生にカムアの話が伝わってしまった事がありました。先生から何かを直接言われたわけではないのですが、学校全体にばれてしまったのかな?と少し不安になっていました。でも、今はこれが僕の生きる道なのだと思っているし、そういう意味では最初友人にカミングアウトした事に後悔はしていません。
友人、家族問わず、大切だと思える人がいるのであれば、自分の気持ちを相手にしっかり伝えることが大事だと思います。
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