バイ – あなたに言えたから、今の私がある
2015年9月13日
カミングアウトストーリー
バイセクシャルです。
ストレートの女性です
大学の知り合いで、顔見知り程度でした。
社会問題に関心のある子で、とあるデモに出たり、署名をしたり社会的な活動をしていた子で私自身は彼女に少なからず影響は受けていました。切磋琢磨しながら社会的な活動をしている関係といいますか・・
23才です。はじめてカミングアウトしました。
相手は21才でした。年下の友達が多いんです笑
社会に関する問題に興味があり、そのデモ活動の中でLGBTの友達ができたと言っていたのを知っていたので、そのことについての考えを持っている子だと思ったんですね。それに彼女は孤立した雰囲気だったこともカミングアウトをした要因だったかもしれません。彼女が気がかりだったこともあり、自分のことを打ち明けようと思いました。
まず、電車内で話の流れで「ぽろっ」と言ってしまったんですね。その後電車降りた後、八王子のカフェに移動して改めて話しました。
「私は女の子が好きなんだ」と言ってしまった。(流れは)よく覚えてないんですけど、たぶん
恋愛や結婚観の話をしていたのだと思います。話の流れで追い詰まって断るために言ったように思います。
特にそうなんだ、と言って驚かない雰囲気。
変でもなんでもないよっていう返しを簡単にくれました。それから、「このあともうちょっと話せる?」と言って電車を降りてカフェへ誘って。
カフェに入って、いろいろ相手の彼女の話や社会的活動のことなどで意見を交換して、自分の暮らしの中で身近に経験したコミュニケーションについて聞いたところで、これは話せると思って改めて話したという感じですね。
なんていうか、「あったかい」わけじゃなくて、「そういう人もいるよね」みたいなニュートラルな、感情を見せない答え方だったんです。いい彼女ができたらいいんじゃない、いつか見つかるんじゃない、とか誰かを頼って生きたいとと思っているの?とか、結構するどいことを聞かれたんです(笑)
相手はあっけらかんとしていて、それは小さなことだよ、という雰囲気というか。
本来カミングアウトされた側の反応として「ケア」の観点が入るじゃないですか?でも切磋琢磨する関係ではこうも答え方が変わるんだと思いました。
そうですね。
彼女とはその後交友関係が続きませんでした。ただカミングアウトはしてよかったとは思います。というのは、オンラインでカミングアウトする手前にこれがなかったらできなかったと思うし。(現在弥太郎リリーさんはオンライン上でもカミングアウトして活動しています)自分の中で前に進むきっかけになりました。
(ちょっと考えて)ないです。ないですけど、やっぱり彼女にストレスは与えたかもとは思います。
まずリアルに会ってしたほうがいいです。やっぱりくつろげる場面で、カミングアウトするのがいいのかな。次の日が休みとか、気持ち的に落ち着いている時にした方が感情的になりすぎなくていいし、なんかこう、まずはほんとにリアルな人間関係でせめて1対2とか、二人きりじゃない方が抱え込まなくていいのかもしれない。1対1だと逃げ場がないですよね。逃げ場とか、受け答えに遊びをもたせる余裕がなくなっちゃうじゃないですか。それから開けた場所がいいかなと思います。ちょっとざわざわしてる場所、みたいな。普通の生活の場面で話せることで、普通のことに感じるし、身近さを持たせられるし。
詳しいエピソードがどんどん出てくると、本音が出てくるんですよね。
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